【作業療法士の仕事のやりがいと課題】13年間の経験から感じたこと
作業療法士は とてもやりがいのある仕事 です。
私は 急性期の総合病院 で、主に 脳卒中・神経内科・てんかん・小児の患者さん を担当していました。
13年間で関わった患者さんは 1000人以上。
リハビリの現場では、一人ひとり異なる病状や目標に向き合いながら、患者さんの回復をサポートしてきました。
🩺 作業療法士の役割とやりがい
病院には、それぞれ目的を持った患者さんが入院してきます。
✅ 病気が発症し、診断を受けるために来た人
✅ 入院しないと受けられない治療・投薬を目的に来た人
✅ 退院後の生活のために、介護サービスや環境調整を必要とする人
リハビリを担当する私たちも、医師の治療方針を理解し、それに沿ったリハビリを提供すること が求められます。
だからこそ、日々の知識のアップデートがとても重要 になります。
💡 知識と技術があれば、意味のあるリハビリができる
💡 患者さんの回復に貢献できたときの充実感は大きい
患者さんの変化を間近で感じ、支援できることは 作業療法士ならではのやりがい です。
⚖️ 仕事の課題 〜モチベーションが湧かなくなった理由〜
作業療法士の仕事は、知識があればあるほど質の高いリハビリが提供できる ものです。
でも、 知識を増やす努力をしなくても、なんとなく業務をこなすことはできてしまう。
仕事復帰後、私は 自己研鑽をするモチベーションがまったく湧きませんでした。
それまでは、
📖 「患者さんのために、もっと知識を増やしたい!」
という気持ちがあったのに、
育児と両立する中で、
📖 「患者さんのための勉強をする時間があるなら、我が子のために一冊絵本を読んであげたい。」
と思うようになったのです。
結果として、私自身が提供できるリハビリの質は下がり、
それと同時に 仕事に対する自己肯定感も低くなっていきました。
🌿 「やりがい」を失ったときに考えたこと
作業療法士は、患者さんにとって 回復のサポートをする大切な仕事 です。
でも、
仕事にやりがいを感じることができないまま、
「ただこなすだけのリハビリ」を続けることは、自分にとっても患者さんにとっても良くない。
だからこそ、私は 「このまま続けることが正解なのか?」 と真剣に考え始めました。
「仕事のやりがい」と「育児」
この2つのバランスをどう取るのか?
その答えを探し続ける中で、私は 新しい働き方を模索する決意 をしたのです。