【退職までの4年間】思い描いていた育児と、現実とのギャップ
1人目の子を 生後10ヶ月で保育園に預けました。
それが、私の「仕事と育児の両立」の始まりでした。
「10ヶ月も休めば、なんとかなる。」
そう思っていたのは、まだ子どもを産む前の私です。
でも、実際に出産してみると、その考えは大きく変わりました。
🌀 産後の違和感 「この生活、変えたくないかもしれない」
生後半年を迎えた頃、保育園の 入園手続き が始まりました。
「4月に復帰します」と伝えて産休に入っていた私は、流れに沿うように準備を進めていました。
しかし、心のどこかで違和感がありました。
「この生活、変えたくないんじゃないか?」
毎日ずっと一緒にいるこの時間が、当たり前になっていました。
子どもの寝顔を見ながら、「仕事に復帰したら、この時間はどうなるんだろう?」と思うことが増えていきました。
📌 復帰間際に感じた、生活のイメージがつかない不安
復帰の直前になると、その違和感は確信に変わりました。
「今の生活のどこに、仕事の時間が入るの?」
育休中は、子どもが起きている間はずっと育児と家事をしており、それだけで 1日が終わるほど、時間に余裕はありませんでした。
そこに 仕事6時間+通勤時間+昼休憩 が加わります。
「どう考えても、今の生活にそれを組み込める気がしない…。」
でも、 「やっぱり辞めます」とは言えませんでした。
4月からの復帰を前提に産休に入っていたし、周りにも「戻る」と伝えていたので。
だから私は 流れに身を任せるように、1人目を生後10ヶ月で保育園に預けることを決めました。
🌸 入園式で込み上げた思い
4月。
子どもと一緒に 入園式を迎えました。
園長先生が「大切なお子様を安心してお預かりさせていただけるように…」と話をしてくれました。
とてもありがたい言葉でした。
でも、私は 「いよいよ明日から子どもと離れる」 という実感がこみ上げて、涙をこらえるのに必死でした。
これまでずっと一緒に過ごしていたのに、明日からは 日中、離ればなれです。
慣らし保育が始まると、泣きじゃくる子どもを保育園に預けるのが、胸が引き裂かれるように辛かったです。
「これは、私が思い描いていた子育てじゃない。」
🏃♀️「両立」はできても、「理想の育児」とは違っていた
仕事に戻れば、毎日が 時間との戦い でした。
・朝の準備に追われ、バタバタと保育園へ
・仕事を終えて急いでお迎えへ
・帰宅後、夕飯の支度と寝かしつけ
仕事と育児を両立することはできても、「理想の育児」 とはどこか違っていました。
でも、この4年間は 「どうしたら、もっと納得できる働き方ができるのか?」 を考え続ける期間でもありました。
そして、私は 新しいキャリアに踏み出す決意 をすることになります!
それは、「育児も大切にできる働き方」を見つけるための、大きな一歩でした。