【退職までの4年間】思い描いていた育児と、現実とのギャップ
1人目の子を 生後10ヶ月で保育園に預けました。
それが、私の「仕事と育児の両立」の始まりでした。
「10ヶ月も休めば、なんとかなる。」
そう思っていたのは、まだ子どもを産む前の私です。
でも、実際に出産してみると、その考えは大きく変わりました。
産後の違和感 「この生活、変えたくないかもしれない」
生後半年を迎えた頃、保育園の 入園手続き が始まりました。
「4月に復帰します」と伝えて産休に入っていた私は、流れに沿うように準備を進めていました。
しかし、心のどこかで違和感がありました。
「この生活、変えたくないんじゃないか?」
毎日ずっと一緒にいるこの時間が、当たり前になっていました。
子どもの寝顔を見ながら、「仕事に復帰したら、この時間はどうなるんだろう?」と思うことが増えていきました。
復帰間際に感じた、生活のイメージがつかない不安
復帰の直前になると、その違和感は確信に変わりました。
「今の生活のどこに、仕事の時間が入るの?」
育休中は、子どもが起きている間はずっと育児と家事をしており、それだけで 1日が終わるほど、時間に余裕はありませんでした。
そこに 仕事6時間+通勤時間+昼休憩 が加わります。
「どう考えても、今の生活にそれを組み込める気がしない…。」
でも、 「やっぱり辞めます」とは言えませんでした。
4月からの復帰を前提に産休に入っていたし、周りにも「戻る」と伝えていたので。
だから私は 流れに身を任せるように、1人目を生後10ヶ月で保育園に預けることを決めました。
入園式で込み上げた思い
4月。
子どもと一緒に 入園式を迎えました。
園長先生が「大切なお子様を安心してお預かりさせていただけるように…」と話をしてくれました。
とてもありがたい言葉でした。
でも、私は 「いよいよ明日から子どもと離れる」 という実感がこみ上げて、涙をこらえるのに必死でした。
これまでずっと一緒に過ごしていたのに、明日からは 日中、離ればなれです。
慣らし保育が始まると、泣きじゃくる子どもを保育園に預けるのが、胸が引き裂かれるように辛かったです。
「これは、私が思い描いていた子育てじゃない。」
「両立」はできても、「理想の育児」とは違っていた
仕事に戻れば、毎日が 時間との戦い でした。
・朝の準備に追われ、バタバタと保育園へ
・仕事を終えて急いでお迎えへ
・帰宅後、夕飯の支度と寝かしつけ
仕事と育児を両立することはできても、「理想の育児」 とはどこか違っていました。
でも、この4年間は 「どうしたら、もっと納得できる働き方ができるのか?」 を考え続ける期間でもありました。
そして、私は 新しいキャリアに踏み出す決意 をすることになります!
それは、「育児も大切にできる働き方」を見つけるための、大きな一歩でした。